逃げろ

逃げるな。

もはや逃げ道はない

4年前僕は猶予期間を得ようと進学を希望した。元来働きたくないをモットーに生きていたので後のことは4年後の僕に任せようなと金がかかる私立大学へと進んだというわけです。

 

気づけば4年が経ってしまった。何も為していないのだが就職先は見つかってしまい僕は4月からニュー歯車として社会へ飛び立つのだ。甚だ遺憾。

ガッタガタな形をしている歯車だということは自負しているので詰むのが目に見えている。能力も偽ってあーだこーだ喋っちまったのでもう終わりだよ…。

 

このような現実から目を背ける為に僕はストリーマーにでもなろうかと考えてマイクやらウェブカメラやらを買ったが、一度配信したきり。なんかコメントをくれた人がいたのだがコミュ障の僕はキョドり視聴者は消えた。

それなら自分を偽ればいいんじゃねえか??!と考えた。実際海外の有名ストリーマーはグラサンつけ髭カツラで配信している人物もいる。バンされまくりの。そんな中ふと思いついたのが女装配信だった。これなら顔バレも怖くないとウキウキでウィッグを購入した。以前バズっていたオカマのブログを参考にしてボブヘアーのウィッグを選択。色はまあなんかアッシュカラーみたいのでいいか…と適当に選んだ。

化粧はどうせマスクで顔隠すししなくてもいいなと化粧品は買わず。メガネも今現在の丸メガネでいいなと現状を維持。

 

届いたウィッグを被り鏡を見るとそこにいたのは美少女でもクソキモいオカマでもなく宮川彬良だった

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そっとウィッグを箱へしまい部屋の奥深くへと封印した。現実は非情すぎる。もうちょっとなんかあっただろ。なあ。

これはもう化粧を施すしかないのかもしれない。とはいえ、いくら配信のためと言ってもそこまでするのは非常に憚られる。あくまで自分は男。化粧をしたところでバケモノがこの世に爆誕するのは目に見えているしな。

そういうわけで顔出し配信という夢は潰えてしまった。俺も投げ銭で月収2万生活よwと意気込んでいたのは今や昔である。というより何気に収益化のハードルが高い。ツイッチはまだ優しいけどそれでも自分には結構きつい。顔出しなし!ゲームの実力なし!トークスキルもなし!ではもうオワオワリ。

現実逃避のためにストリーマーを志したんですがなんの強みもないということに気づいてしまい落ち込んでます。現実逃避させろよ