逃げろ

逃げるな。

シェイムシェイムシェイム(チリンチリン)

 

 

 

さて、実は自動車学校へ通っている。去年の8月末から通っている。バイクの免許取りたい、そう思った僕はお金を5万ほど親から借りて入校手続きを済ませた。

 

時が過ぎて3月。

 

数ヶ月通っているというのに未だに卒業をしていない。現在2段階の初っ端の初っ端である。おかしな話だ。要するにサボりまくりというわけ。

 

教習期限は5月末まで。これはまずいと就活とかいうクソと並行しながら教習というクソにも励んでいる。

先日、重い腰を上げてついに学科教習を3時間うけることにした。コミュ障の鬼門、応急救護である。

大体グループワークになるという情報は得ていたためビクビクしながら当日を迎えた。

案の定ペアで実践することになった。いやだいやだ。ペアの彼は僕より年下。必至に喋りかけてくれたがコミュ障の僕なので会話が続かず、そのまま始まってしまった。

 

教官がまず実技を見せて、いざ僕らの番。

 

教官が言う「人形から息が出るんで出たら手あげてね」

ほーん、この人形めっちゃ高性能やん。と思いながら細い呼吸を見つけるべく必死になって耳を人形の口元へ近づける。

 

刹那、ひんやりとした空気が耳にあたった。これだろ。これだ。そう思って僕はさっそうと手を挙げる。

 

なんグループか手を上げて終了。なんか教官の顔がニヤついている。

 

「君の名前は?」名前を聞かれたので答える。手を上げた他のグループの人達にも同様に名前を聞いていた。

 

「人形から息は出ていませーんwwwwww君等、霊感商法とかに気をつけてね」

 

(さらし者じゃねえーか)と心の中だけで思っていたはずだがつい言葉に出てしまった。

 

顔を真赤にしながらあとの講習を受けた。とんでもない辱め。死ね。

 

それから教習所にはいっていない。