土曜日。2回目の卒業検定。やはり休日だからか木曜日の検定とは違ってかなりの人数。
コースも前回と一緒という激運に感謝しながら検定開始までプロスピしてたりタバコ吸ったりして時間をつぶした。
説明を受けて、いざ検定開始。バイクが止めてある場所に向かうときに出走の順番を見ることを忘れていた。だけどまあゼッケンの番号2番だし、2番目でしょと勝手な憶測で教官の試走をボケーとみていた。
教官が返ってきたと同時にアナウンスが教習所内に響き渡る
「普通二輪2番、kawatiさん乗車してください」
WTF???!!?!?!?!?!?一番じゃねえか!!!!!と。
何の準備もしていなかった僕は焦りに焦りヘルメットをかぶってグローブをはめた。もちろん手間取り、焦らんでええからと言われてしまう。いや焦るわ。
焦ったままバイクのスタンドを払い、跨る。焦ってるくせに後方確認とミラー調整するフリは完璧にやったあたり卒検経験者という貫禄が出ている。
あとはとにかくバイクこかさないようにコースを走った。一時停止では右左見て後ろ見てさらに右左見て…とバカみたいに安全確認をしてやった。
一本橋は脱輪しそうだったのでなるべく遅くから渡り切ることにシフトした。とりあえずクリア。
問題は急制動だった。以前の卒検ではここでスピード出し過ぎプラスブレーキ早すぎでやり直し食らって2回目もブレーキ早すぎで到達不能なる理由で落とされたわけだが。
今回は時速40kmジャストで走った。スピードメーターガン見である。ブレーキも気持ち遅めにかけて、これは文句なしでしょうとシフトペダルをガチャガチャして一速に戻していたところ
「はいもう一度急制動行ってください」
無慈悲!!!!!!!!!!
ガチで何がダメかわからんかった。悪いとこといえばセカンドに入れた後40キロの達さずサードに入れたぐらいか?と分析。仕方なしにもう一度急制動を行う。今度はセカンドで40kmなった瞬間にサードに入れてギリギリまでアクセル捻ってやった。
2回目は出来ていたか出来ていないかどうか伝えるアナウンスがない。不安しかない。その後スラロームへ。
スラロームもぼくは苦手である。7秒出せるようにしてね言われたけど、アクセルふかした結果盛大にコケて流血沙汰になって以来、アクセル全く使わずにこれまできていた。
そういうわけなのでパイロン接触だけはしないことを念頭において通過してやった。
あとは消化試合。外周回って発着点へ戻る。
終了。まーた1万円払うんか…という思いとワンチャンにかけようという思い。
一番最初に走ったことでかなり待たされたが試験官からワンポイントアドバイスの時間がやってきた。
試験官「わかっとる思うけど急制動の加速不良ね。怖いと思うけど出すようにしてね」
ぼく「はい…はい…わかりました…」(前の卒検で急制動50キロぐらい出したんやが????反省して40ジャストで走ったんやが…)
また1万円払う羽目になりそうで辛かった。一応3万円入ったバイトの給料袋を持ってきていたが払わずに帰ったろうかなと思っていた。
とはいえ結果発表まではいなければならないので1時間ぐらい待つ。切り替えていこうと言い聞かせてこの後パチスロにでも行くかと思いながらぱち動画見ていた。
「はい卒業検定の結果を発表しますねー」
イヤホンを外して結果が映し出される液晶の方へ…
普通二輪MT 2
なんか自分のゼッケン番号と同じ数があるように見える。
間髪入れずに「番号がある方はこちらへ」と言われるものも、本当に俺の番号かこれと疑心暗鬼。受かってる人がゾロゾロと移動開始してる中、何回も見ていたが、一応合格者について行く。それでも信じられないのでチラチラ見ながら行く
挙動不審すぎたのか受検者の一人が声をかけてくる
「2番の方ですよね?一番最初に走った」
ぼく「そうですそうです」
「なら私も受かってるんだよかったあ」
ぼく「なら僕も受かってますね」ニチャア
どうやら受かっていたらしい。
それでも疑念が残る。合格者が集められた教室に入るがこれで落ちてたら笑いもんだなあと思いながら説明を受ける。
ここで自分の名前が書かれた用紙が配られ疑念は晴れた。どうやらガチで合格していたらしい。
よかったよかった。これで9ヶ月に渡る教習を終えることができた。じゃあな青いCB400!!!!!!もうお前に乗ることはない!!!!!あーせいせいした!!!!!!!
あとは学科試験を受けるのみだが多分これも数回受ける羽目になりそう。
とりあえず面接週間が終わったら試験を受けに行く所存。卒検と違って落ちても4000円ぐらい無駄になるだけだし痛くねえ!!!!!!!