逃げろ

逃げるな。

9ヶ月教習所に通ってた男の快挙

20時に眠りについてしまい、AM3時に起きるというご老体もビックリなことをやらかしてしまった。深夜テンションで唐突にひらめきが舞い降りた。

 

「そうだ、免許、取りに行こう。」

 

初回の免許ということもあり朝早くから出かけなければならないのだが、日頃の昼夜逆転生活のせいで起きれず。なかなか行けないまま卒業から1ヶ月が経っていた。今が絶好のチャンスだと思ったわけです。

 

正直なところ、学科の内容なんてほとんど覚えておらん。卒業前効果測定のために1回か2回か、模擬問題をやったぐらい。それも1ヶ月前の話だし。

1段階の学科ともなると終わらせたのが去年の秋頃ということもあり何もわからない。

そんな僕が前日(というか当日に)できること…。

一夜漬けである。

幸いにして、一夜漬けという経験は自堕落な大学生活を送ってきたこともあり幾度となく繰り返している。どれも評価はCと単位をもらえる最低評価だが単位を逃すということはこれまでになかった。いやあったわごめん。

まあ、つまり一夜漬けのエキスパ。スペシャリスト。ひどいときはバス通学中にようやくノートを見返すといった舐めたこともやらかしているので、いけるのではと踏んだ。卒検前の効果測定も何故か90点取れて合格したし。

 

とりあえず、学科教習システム「ムサシ」を開いて6つ用意されている模擬問題を順次爆速で説いていく。○×クイズみたいなもんなので、さっさと終わるのが良いとこ。

点数は88、90、93、84、89、86。アカン。これは落ちるぞと間違った問題を出してくれる機能もあるのでそれも活用しながら一夜漬けを進めていく。

家を出る時間まで頭に叩き込んでやった。もう完璧である。積載量や免許区分で扱える車の種類とかは覚えることを諦めたけど。他の暗記系はバチコリである。路側帯があるときの駐車なんて間違いまくったので頭に染み付いた。

 

1限目に授業がある日ぐらいの時間に家を出る。バスに乗りいざ向かわん…。

 

初めての場所では初手キョドるを信条としている僕は無事受付でキョドった。あとから免許センターの職員は警察官もいるよということを知った。要注意人物としてマークされたな…。

 

諸々を済まして、試験会場へ。定刻になりスタート。

 

まあやはり爆速で解ける。終わったとき残り時間は35分だった。爆速で解けるということは当てずっぽで解いているというわけで、見直ししてみたら自身があるの6割ぐらいだった。頭に詰め込んだはずの0.75m以下の路側帯云々はやはり勉強が浅すぎたのでどっちがどっちだかわからなくなり適当に答えてやった。

 

試験終了。その5分後に合格発表が行われた。こんな早く行われるなんて聞いていた話と違っておどろき。心の準備させて。

卒検以来のドキドキ感。もう動悸がパねえ。「じゃあ映し出しまーす」の声でパッと電光掲示板に番号がズラッと。

普通自動二輪 003との表示。9ヶ月お世話になった教官共、僕、勝ちましたよ。

 

とはいえ、疑心暗鬼は僕の十八番なので恐る恐る合格者集合場所へ行く。書類配るたびに受験番号が呼ばれるが、自動二輪だからか、なかなか呼ばれない。人が順次着席して立っている人数が少なくなるにつれてやはり心臓がビートを刻みやがる。受かってなかったらハズいなあとどこかで思ったことをまた思いながら呼ばれるのを待った。

 

どうやら合格していたらしい(2回め)

 

あとはもう消化試合である。適性試験やって交付料金払って写真撮ってオワオワリ。

ちなみに手数料については5000円しか持ってきていなかったのでギリギリのラインだった。交通安全協会の人がご協力頼みます!言うていたのだけれど、1500円も払わなけれならないってことで「ごめんなさい、今手持ちがなくてですね…」と惨めな報告をせざるを得なかった。払ってたら交付手数料払えなかったからしゃーない。

 

ササッと交付。なんか意外とスムーズで面食らった。ネット情報じゃめっちゃ時間かかるよとか言われて怖いな~って思ってたし食堂で昼飯食うで~とか考えてたのだけど、待機時間も20分程度しかなかった。何だこのスムーズさ。とはいえ8時半から12時まで拘束されていたわけだけど。

 

 

俺はこの丸メガネスタイルを背負って生きていかなければならない。