逃げろ

逃げるな。

江田島自転車ソロキャンプ

有言不実行がモットーな僕と評判ですが流石にキャンプには行きました。

 

 

自転車でも行ける近場で、それなりに安いキャンプ場となると、結構少なくなってしまう。市営のキャンプ場は多分今でも土砂災害のアレで使えないし、無料で川沿いのキャンプ場は少し遠い(30キロ近く)。以前行った見近島は100キロ以上?知らん。

 

なかなかキャンプ場が決まらない中、見近島に行ったときのことを思い出した。尾道まで行くのがかったるくて、途中でフェリーを使ったということをだ。つまり、ショトカ使って島に渡れば楽ができつつキャンプ場が探せるっつーことで舞台は江田島ァ!!!!!!

 

調べると1000円で一泊できる真道山キャンプ場なる場所が。もう、ここしかなくね?フェリー乗り場から10キロ未満という最強な立地。ぼくはおまえにきめました。

 

 

11月1日PM12:40。乗るつもりだったフェリーを逃した僕はゆめタウンみゆきで、たそがれたいた…。次のフェリーは13:55分。苦行だった。

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待ち。

 

 

まあ乗るよね。三高港行き。大人690円。サイクルーズパスもらうと自転車220円が無料になるのでもらっちゃいました。えへへ。

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しかし相変わらず、フェリー乗り場での自転車の場違い感が辛い。以前、松山観光港でフェリー待ちしたときも周り全部車で「俺、なんかやっちゃいました?」っていう気分を味わった。異質感を味わいたいヒトはおすすめ。

 

 

出港。

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ふねのうえですうたばこはうまい。

 

 

 

 

 

まあ無事に江田島へ上陸して、あとは道なりに進むだけ。

たった8キロのサイクリングであったが前半部の海沿い走るのはくっそ気持ちよかった。

やっぱチャリンコは山より海よ海。みんな海にいけ。ヒルクライムなんてやってる場合じゃねえ。

 

後半部は苦行。

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さすがに降りて自転車押していった。押してもキャンプ用品積んだチャリくっそ重たいから足取りもくっそ重たいけど。

 

登っているとこんな入り口にぶち当たります。ぼくはやっと終わったとここで思いましたが現実は更に上に行きました斜度もきついです…

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これだから山はよぉ…。

 

事前の計画では、ここに来る前にコンビニに寄って買い出しをしようと思っていたが、時間の関係上受付を先に済ませて買出しに行くというプランに変更されていたが、更に変更が加えられて買出しには行かないこととなった。だってこのさかまたのぼるんですよ…

 

 

受付を済ませて、サイトを案内してもらう。管理人のおじさん「あんたんとこの目の前に団体のお客さん来とってからね…」ぼく「だいじょっぶっすよ!」

 

というわけで、テントを張って、色々おいて、ぼくの生活空間をビルド。皆さん、ビルドの説を知っていますか?ぼくは最初の0話が本当に好きです。すき。あとのほうもすき。

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その後、明るいうちに薪を拾っとこってことでちっちゃい枝を採取。してる最中また管理人のおじさんに声をかけられた

「なんかすまんね、目の前にぎやかで。」「だいじょぶっすよ~」「テントの場所変えてもええからね」「まあだいじょぶっすよ!」

大丈夫しか言葉を発さないロボットと化したぼくにまちうけたものは場所を変えておけばよかったという後悔だったがまた後述しますね

 

 

とりあえず落ち着いたし湯でも沸かすかと、入れる飲み物もないのに湯を沸かす図

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日が落ちたと同時に焼き肉をするためメスティンで炊飯する図

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そして夜が始まる…

 

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肉!!!!!!!

 

 

ご飯もうまくたけた!!!!

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バカうまい。最初の肉焼けて、口に入れてタイミングを見計らってご飯かっこんだとき僕は最高に幸せだった。気持ち悪いニヤケ顔しちゃったレベル。こんな幸せなことがあってよいのか。

できればこの幸せを静かな山で味わってみたかったなあと道を挟んで真ん前にあるサイトの団体客の騒ぎをききながらおもいつつもあったが。

 

BBQか?これはBBQか?肉、牛肉でしかも2種類(合計1600円ぐらい)しか用意してないけどBBQだ。サイコー!!!!これであとお酒があればさらに雰囲気出るけど買出し行くのやめたし、それ以前に俺酒のめねーし自販機で売ってたペプシで十分!!!タノシー!!!

ピラミッドグリルコンパクト買ってよかった…。

 

 

なんかお腹いっぱいになっちゃったので1合炊いたご飯のうち半分は明日の朝食べることにした。

予定では、朝は夜に炊いたご飯残して鍋キューブとかプチッと鍋とか買って、カット野菜も買っといて雑炊もどきにして食べようと思ってたけどゆめタウンで買うの忘れたためご破算。

 

というわけで焚き火です。

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最高か?

 

 

最高すぎておもむろに葉巻(2本で300円ぐらいの安シガリロ)を吸い始めるレベル

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ただやっぱりちっちゃい枝とかしか焚べられなかったので、折っては投入折っては投入を繰り返さないとすぐに火がちっちゃくなっちゃいましたね。僕のやり方がおかしいのかもしれませんけど。しゃーない焚き火ビギナーだし。

 

一心不乱に焚き火の火を絶やさないようにしていると、拾ってきた枝もなくなり、時間も21時過ぎといい時間帯になってきた。

 

そろそろ寝袋入っちゃってもええなと僕はテントの中に入り寝袋の中に入った。日課の寝る前にYoutube視聴をしようと思ったが、左上には圏外の文字。山の中だししゃーないとぼくは早いけど眠りにつくことにした。

といってもオフラインでもできるスマホゲーしてたから寝ようかなと思ったのは22時過ぎであったのだが

 

目を瞑り、最強チートキャラになった僕が活躍する想像をしながら眠りにつこうとする‥する…するするする…

 

眠れねえ。夜勤バイトで話し声に敏感になっちゃった僕は真ん前のサイトから繰り出される話し声でなかなか寝付けなかった。仕方がないので好きな音楽聴きながらねた。これやると熟睡できずに途中で起きちゃうんだよな…

 

案の定起きた。午前0時。ちょうど宴会wが終わったようで「おやすみ~」の声が木霊していた。トイレに行きたくなったのでクソ冷える中、トイレに行く。

上を見ると星空がパねえ…。オリオン座もくっきり。ベルトはもちろんみえた。いやそれ以外の星もすごい星好き…

 

テントに戻って寝ることに。もう静かになったし寝れるやろ思っていたらそのグループの一人が酔っ払っているらしく、既に就寝したであろう他のメンバーにちょっかいを出しに行っていた。それがまた結構大きい声。つらい。

 

ようやくそれも収まり、やっと熟睡か?思ったら今度はバカでかいイビキである。他人のイビキに悩まされるなんてフィクションの世界だけかと思っていた。仕方なく音楽かけて寝た。

 

朝6時。サムすぎぃ!となって起きる。やはり夏用の寝袋ではこの時期はダメダメだった。まあこうなることは予想できていたので、キャンプ場に来る前にカイロをコンビニで買う予定だった。なおご破算。

 

寒すぎて、予定になかった炭火を起こしてしまった。手のひらだけは温めることができた。

 

ついでに昨日のご飯を使って朝ごはん。ちょうど前に買ったさばの味噌煮缶があったので、これをおかずに食べるかなと思ったわけです。

しかしご飯がヒエッヒエッなのはいただけないと。そうだ、サバ缶突っ込んで、雑炊もどきにすればよくね?ここが分岐点。

 

とりあえず水を加える。サバの味噌煮缶詰もブチ込む。あとは煮るだけの簡単料理…。

 

ゲロマズだった。味がうっすい。現代人の僕には信じられない薄さ。調味料が焼肉のタレしかなかったのでブチ込んだらさらにとんでもないことになった。そして漂うサバの臭み。泣きながら食べた。しかし、これはまだワースト2。

問題はこのあと、こびりついたご飯掻き落としのためのお湯を飲み干したという件。料理と言っていいかわからんが今回の料理ワースト1はこれ。

 

飯も終えたので炭火に当たりながらぼんやりとすごし、9時頃に撤収作業。10時頃撤収。

 

無事に三高港にも到着し、これにて江田島自転車キャンプはおしまいです。

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総評!!!!!

くそたのしい。キャンプ道具が増えただけでここまで充実するとは思わんかった。

やきにくはやっぱりうまい。メスティンの飯はうまい。(サバ缶メシはNO)

この時期でも朝夜はクソサム。寝袋のダウンハガーください待ってます。

人がいなさそうな平日を狙ったが、僕以外にソロキャンパーっぽいヒトが2人、ファミリーが一組、団体客が一組だった。

ここまでさんざんぼくがあーだこーだ言ってきた団体の彼らだが中年である。4050。彼ら本人が言ってた声を聞いたから間違いない。

子供さんの楽しむ声はニッコリしながら聞けるけどさあ…まあ多くは語らないのが一番沈黙は金。