逃げろ

逃げるな。

俺はバイクすらまともに動かせないのか

バイク超乗りてえ!そう思った僕は車の免許を取らずにバイクの免許を取りに行くことにした。

 

費用は13万ほど。半分を親に出してもらうという21歳にあるまじき所業を行い、無事に入校することができた。

 

いろいろ説明を聞いて、技能の予約を取る。ドキドキワクワクしていたのはこの間だけであった。

 

初回の技能。僕はまともにバイクを取り扱うことができなかった。

なぜか通っている場所ではバイク持って動かしてねみたいなことをせずいきなり跨がれという方針であった。

跨るぐらいなら余裕っしょと思って跨るとコケた。何を言っているのかわからねえと思うがバイクが倒れたのだ。

こんな重たいのか。170センチ50kgの僕には到底支えきれなかった。

教官は「はいじゃあ起こしてみましょう」と意気揚々と言いやがった。起こせるわけがなかった。ビクともせず結局教官が起こした。

その後なんとか乗ることができ、発進と停止の練習である。片足つきながら半クラ。前に進んだのは感動した。

が、いざ降りようとするとまたコケたのだ。もうどうしればいいのだ。

引き起こす。なぜか引き起こせた。

その後ギアチェンジの練習をして初回の技能は終わった。全身が悲鳴をあげていた。

 

続いて2回目である。いきなりコースを走れと言われる。俗に言う外周というやつだ。

 

教官のはい2速3速という掛け声とともにギアチェンジしながらグルグルと回る。これがクソ楽しい。ニヤついてしまったレベルには面白かった。

この2回目はなんもなかった。前回の無様な姿は何処へやら。充実感とともに自動車学校を去ることができた。しかしこの後一転する。

 

1週間ほど間が空き学校も始まってしまった。仕方なく夜の教習を受けた。

前回調子の良さから今回もいけるっしょと思っていたがとんでもない時間であった。

いざ交差点のコースを走る。まともにギアチェンジができない。外周の時点でである。ウィンカーも出せない。クラクションを押す始末。

交差点に入り、信号が赤のなっているのを確認した僕はローにして止まろうとした。エンスト。コケる。無線が外れ壊れる。

もうこの後は悲惨であった。

教官の指示は聞こえないから無視。またエンストを信号待ちで起こしてコケて後続車に迷惑をかける。

教官は見るに耐えない僕の姿を見て外周走りましょうと言う。

薄々と、これはダメだと感じ始める。

 

結果を言うと無事補習となった。

1段階目の3時限目で補習である。

ネットで検索してもほぼいない。いたとしても大半が女性であった。僕男性なのだが。

 

ドチャクソに萎えながら僕は家路を急いだのだった。補習料金5600円が痛い。

 

 

そして明日というか今日の12時に補習がある。コンディションは最悪である。夜勤のためほとんど眠れてない。このままの状態で行ってどのような結果が待ち受けているのか乞うご期待