逃げろ

逃げるな。

オカルト

俺は幽霊やら妖怪やらもののけやら怪異やらが存在すると思っています。思ってるだけで信じてはいません。いたらこのクソッタレな世界も面白いよねって言うスタンスです。だからそれらの存在を匂わしてくれる怪談やら退魔モノ祓い拝みが出てくる創作ががすきなんですよ。にわかなんで大したものは読んでないし読んだ数もごく少ないわけですが。

 

死んだら無というのはかなり前から意識しているので幽霊なんてありえねえと思ってます。でも本心では「頼むいてくれ!!!」。建前と本音ですね。これは神という存在にも言えまして、「神様なんておらんわ」と言う割に「頼む居てくれ!!!!」と心のなかでは思っています。

まあフィクションと現実の区別がついていない子供大人とも言えます。俺の知らないところでヒーローは人々を救ってるだろうし退魔師は悪霊を退けてるとか割と本気で思ってますからね。こういうのは中学生で卒業しないといけないもんだと思っとるんですが、なかなか卒業できません。

 

こういうスタンスなので霊感(ここでは幽霊妖怪の存在を感じるものとします)なんてものは存在せず幽霊が見えるだとかは何かしら脳に異常があるとか脳のバグのせいとか考えてる。これもまた小説の受け売りなんですけどね。小桜がそういってました。

 

とはいえ霊感があればこの世も楽しくなるなあとか漠然と思ってます。霊感というよりか霊視、見鬼ですね。もっけのお姉ちゃんが持ってるアレ。

この世にあり得ないものが見えたらそれだけで楽しいじゃないですか。実際見えてて困ってる人に対して無遠慮すぎる発言で申し訳なさしかない。

こんなこと思ってる時点でガキなんですよねガハハ。現実が嫌で逃避先を作り出そうとしているだけか~~~。

 

 

24年生きてて1回だけ、しかも幼少の頃に”怖いモノ”を見たことがあります。

おそらく2~3歳ぐらい。俺が最初に認識した”家”というものでの出来事なのでこのぐらいの年齢だとおもう。季節とかはおぼえていないんですけど、夕飯の支度してる時点で暗かったのでおそらく秋~春でしょう。夏ではないのはたしか。

あたりも暗くなって、ちょうど父親が帰ってくる時間帯。ふと窓を見ると人影があり、僕に対して手を振っているような動きをしていた。

僕は「これ父ちゃんじゃん!」と思って早く家の中入ってこないかなあと思っていたのだが、いつまで経っても入ってこない。

おかしいなぁと感じた直後にこれは父親じゃないと悟った。瞬間大泣き。母親は困惑、父親が帰ってきたのはそれから結構時間が経ってからだった。

というだけのお話でした。姿見た目が怖いというのじゃなく、知らないナニカが俺に対して手を降っていたことが怖かったんですよおそらく。

色々考えられますよね、これも。幼少ゆえの見間違い。カーテンがはためいていたのがそう見えた。隣人が外に出て作業していただけでその影が見えていたなどなど。

幼少の頃ですからね。ちなみにこれ以降ぱっと思い出すような怖い思いはしたことがありません。怪異幽霊以外で怖い思いをシたことはたくさんありますが。いまでも現実は怖いし。